ボブ・フォッシー

前回、「オール・ザット・ジャズ」1979年を奨したのですが、その前にボブ・フォッシー(1927年~1987年)自体を知らない人も居るかと思い、補足します。今、劇団四季とかのミュージカルを見ている人でも知らないかもしれないから、知らないのは気の毒なので、そう言う天才が居た事を知って置いて下さい。



 

ボブ・フォッシーは一言で言うと、ミュージカル界の空前絶後の大天才です。
 
ミュージカル界の偉人には「ウエスト・サイド物語」のジェローム・ロビンズとかハロルド・プリンスとかも居ますが、意見が割れるかも知れないけど、個人的にはボブの方が格段に天才だと思う。
 
経歴的には、ダンサーとして出発し、振付師になり、ミュージカル演出家となり、映画監督にもなっちゃったと言う人です。


[Wkipediaでの説明]
 
主な作品は、
ミュージカル:くたばれ!ヤンキース、スイート・チャリティ、Pippin、シカゴ
 
映画:スイート・チャリティー、キャバレー、レニー・ブルース、オール・ザット・ジャズ
 
と言った所でしょうか。
 
「キャバレー」は舞台版はハロルド・プリンスが演出しましたが、ボブは映画化を担当してアカデミー監督賞を受賞しちゃいました。
 

 
この年の対抗馬が「ゴッドファーザー」だったので、作品賞とかは逃しちゃいましたが、「ゴッドファーザー」が無ければ総なめしてたと思う。あと、ボブは舞台版を殆ど一から作り直しちゃったらしいので、映画「キャバレー」はボブ・フォッシーのオリジナルであると言っても過言で無いと言っても言い過ぎでは無いと思う。
 
ボブ・フォッシーの凄さはいくらコトバを尽くしても絶対伝わらないので、もう、観て下さい。見れば一発で判ります。
 
今観れる作品は限られているので非常に残念なのですが、米倉涼子の舞台版「シカゴ」は今でも観られる貴重な作品なので必須です。



 

映画版「シカゴ」はボブを最大限尊重しているとは言え、ロブ・マーシャルの作品で別物になっちゃってると思う。でも映画版は映画版で「映画の強み」を最大活かしているから見てない人は居ないと思うけど、もし居たら観ないとダメです。ロブ・マーシャルだけどボブ・フォッシーを想像しながら観ましょう。


(※↑これはエンディングのショーシーンですが、前回ご紹介した「オール・ザット・ジャズ」と同じ構造になっています。観れば判るから是非併せて観てみて下さい!!)


あとは、映画の「オール・ザット・ジャズ」、「キャバレー」も必須だなぁ。「オール・ザット・ジャズ」からはボブ・フォッシーの振り付けの凄さの一端が覗えます。



個人的に好きなのは意外と「Pippin」です。これは昔レーザーディスクで舞台中継が発売されていました。DVDは日本では発売されてないのですが、輸入盤が買えます(当然字幕は付いてない)。

「Pippin」は2015年にダイアン・パウラスの新演出で再演されて、日本にも来ました。



観たら、ボブ・フォッシーのオリジナルをを最大限尊重した上に、ベン・ヴェリーンが演じてたMCを女性に変えて、シルクド・ソレイユのパフォーマーも突っ込んだりしてアレンジの上パワーアップしてました。

https://www.youtube.com/watch?v=9U2Ji5-MebA


 

又来るかも知れないから、次のチャンスは逃さないようにしましょう。
 
リンクは「Pippin」のWar is a Science です。典型的なボブ・フォッシースタイルとも違うのですが、こう言う面白い演出もする、と言う事でご紹介します。

https://www.youtube.com/watch?v=fbSQZfKTNCA


下は「オール・ザット・ジャズ」のワンシーンですが、典型的なボブ・フォッシースタイルです。
 
ボクもコレを観て腰を前後に振る練習をしました。
https://m.youtube.com/watch?v=R2RSR0ClzZw
















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